ディスプレイ用のコネクタについて調べてみた
身近にあるけれどあまり馴染みがない、液晶用のコネクタ。
個人的には見た目がゴツいのでなんならちょっととっつきにくい気がしています。
どんな奴らか知ることができたなら親しみがわくはずです。主要の4種についてまとめてみました。
接続部分が台形(Dの形)になっているのが特徴です。たいていは両脇にネジがついてます。
昔からあるので名前を知らなくても誰でも一度は見たことがあると思います。
台形の内側のピンが集まっているところを見る度に蓮の花の中心(花托)を思い出します。
パソコンやテレビ、液晶モニターなどをデジタル接続するコネクタです。
四角く立ち上がった金属板にピンが囲われており、たいていは両脇にネジがついてます。
DVIコネクタにはデジタル信号対応の「DVI-D」と、デジタル・アナログ両対応の「DVI-I」の二種類あります。コネクタのピンの数が異なるので目で見て違いが分かります。ピンが多い方がDVI-Iです。この画像はDVI-Dですね。
どっちがいいのか迷ってしまいますが最近ではDVI-Dの方が一般的だそうです。
シングルリンクは1920x1200まで、デュアルリンクは2560x1600までの解像度に対応します。シングルリンクのDVI端子でデュアルリンクは使用できません。
・HDMI
パソコンやテレビ、液晶モニターなどをデジタル接続するコネクタです。主にデジタル家電に使われています。
ぎざぎざの歯が生えた口が薄く開いたような形をしています。
5種類のコネクタがありますが、パソコンなど据え置き型の機器にはタイプA、小型機器にはタイプC(ミニHDMI)、さらに小さなものにはタイプD(マイクロHDMI)が使われていることがほとんどです。対応する解像度や伝送速度、機能に応じて性能が異なります。
コピー防止技術が盛り込まれているので音声や映像のデジタルコピーを作成することができません。
・DisplayPort
パソコンやテレビ、液晶モニターなどをデジタル接続するコネクタです。家庭用ゲーム機などにも採用されつつあります。
今回挙げたなかで一番新しい規格で、DVIよりも小さく、HDMIよりも高速。そして映像・音声・制御信号をこれ一本で送受信できるのが魅力。複数のモニターを数珠つなぎにするだけでマルチディスプレイ環境を構築できます。
バージョンによって出力可能な解像度やリフレッシュレートが異なるので注意。
端子の種類は2つ。通常のDisplayPort端子と、幅が半分程のミニDisplayPort端子です。
ミニDisplayPortと、Macでよく使われているThunderboltと端子が同じですが、Thunderboltの方がデータ通信まで行えるので少しハイテクです。
D-SubやDVIを見慣れている身からすると、HDMIもDisplayPortもコンパクトサイズ過ぎてなかなかその性能を信じることができません。
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以上、ディスプレイ用のコネクタについて調べてみました!
なんとなくでも知っていたものから、調べてみると全然知らないことが書いてあるものなど、上記4種だけでいろんな情報が出てきました。
なかでも気になったのはこちら。
・アダプタ(そのままでは接続できない機器の間に入っていい感じにしてくれるもの)
・プラグ(差し込む側のこと。コンセント。オスとかオスコネクタともいう)
・ジャック(差し込まれる側のこと。メス、メスコネクタともいう)
・ソケット(差し込み口。凹んだ形状の接続端子や固定具のこと)
・インターフェース(コネクタのことをこう言ったりする。ビジネス用語でもある)
まだまだ知っているつもりで知らないことは多そうです。