キーボードの水濡れ修理事例
こんにちは、渋谷パソコン修理工場です。
作業をしながら飲み物を飲み、そしてうっかりこぼしてしまう……大変なトラブルですが、一度や二度ややってしまったことがあると思います。
けれど、そのこぼしてしまった飲み物が大切なパソコンや周辺機器にかかってしまったら。そしてそれまでと同じように使い続けることができなくなってしまったら。
今回はキーボードの修理のご依頼をいただきましたのでご紹介いたします。
お持ちいただいたのは「ThinkPad USB トラックポイントキーボード」。
キーボード単体の製品です。
使用しているものが故障してしまった場合、新しく購入するという選択肢もありますが、
この製品は製造終了していて買い換えることはできないため修理を選ばれたそうです。
パソコンに繋ぐと反応はするもののクリックが常時押されている状態でキー入力ができないようになってしまったとのこと。
今回お持ちいただいたキーボードと同じ7列配列の別キーボードを搭載することで対応を行いました。人間で例えるならば臓器移植です。
今回こぼされたのは炭酸水とのことでしたが、キーボードは飲食物が中に入り込むとキータッチがしづらくなります。特に糖を含んでいるジュースなどは固まってしまい、キーが沈んだまま戻らなくなることもあります。
パソコンでの作業中は飲食を避けるか、少し離れた場所で行うのが故障を防ぐ最善策です。
製造が終了している製品を購入するには、地道にネットオークションなどで探すしかありません。
お気に入りのパソコン、周辺機器が故障・不調の際は渋谷パソコン修理工場へご相談ください。
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「渋谷パソコン修理工場」は渋谷駅から道玄坂へ、徒歩約5分!
戻らないキーボード!うっかり故障対応
こんにちは、渋谷パソコン修理工場です。
少し難易度が高いけれど自分でできなくもない?パソコン内部の掃除。
今回はそれにチャレンジした結果、故障してしまったという修理のご依頼をご紹介します。
製品はMac Book Pro(13-inch,2017,Two Thunderbolt 3 ports)です。
掃除のためにキーボードからキーを取り外し、
その後再度装着したが跳ね返りがなくなってしまったとのこと。
キーが沈んだままで実質使用ができなくなったとのことでしたが、
お客様に代わって当店でキーの付け直しを行ったところ問題なく動作するようになりました。
キーの取り付けにはコツがあります。
力づくで装着してキーボード側の爪が折れてしまうと戻すことが不可能となり、キーボードまるごと交換しなければならなくなるため注意が必要です。
Win,Mac問わず、破損さえなければ簡単に治る可能性があります。外した、もしくは外れたキーは焦って対応しないようにしてください。
当店ではお客様による修理や掃除の失敗後の処置も対応いたします。
内部清掃も行っておりますので、汚れが気になるというご相談もお気軽にご相談ください。
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「ミッキー」という単位がある!?
こんにちは、Cybaba,渋谷パソコン修理工場です。
「ミッキー」という単語から何を想像しますか?
黒くて、みんなが知っていて、ネズミ……そう、マウスですね。
この記事をパソコンから見てくださっている方ならその手元にも置かれているであろう周辺機器、マウスです。
もしかしたら「ミッキー」と聞いて、他のものを想像した人もいるかもしれませんので、
なぜミッキー▶︎マウスなのか、ご説明したいと思います。
「ミッキー」とは、距離を表す単位
マウスの移動距離には、特別に単位が用意されています。
それでは問題です。マウスを動かした際の距離距離を示す単位をなんというでしょう?
メートル?センチ?ミリ?……ではないことは、勘の良いみなさんならお分かりですね。
そう、ミッキー(mickey)です。
この単位名の命名者はマイクロソフト社でプログラマーとして所属し、マウスドライバの開発などを行っていたクリス・ピーターズ氏とされています。
お察しの通り、「ミッキーマウス」と「マウス」をかけたジョークとのこと……。
このジョークが正式に単位として扱われることをピーターズさんは想定していたのでしょうか。
1ミッキーの場合、マウスの移動距離は1/100インチです。
インチという単位もまたあまり馴染みのないものですが、1/100インチとは0.254ミリメートル、つまり4ミッキーで約1ミリということになります。
ミッキーが4つでやっと1ミリ。40ミッキーで約1センチ、400ミッキーで約100センチ。
1ミッキーは小さいし、普段使いは難しそう。
この先16,000ミッキー……
40,000ミッキートラック……
他単位を換算してみたらミッキーの大群が見えてきました。
実際の用途は、1ミッキーの移動に対し、画面上のカーソルが何ドット(点)移動するか、マウスの感度を表す際に使用するそうで、開発者でなければ使用する機会はなさそうです。
ミッキーとドットとdpi
カーソルが移動した距離を示す単位をドットと言いますが、この密度を示す単位をdpiと言います。もともとは印刷業界で使用されている用語で、その場合は画像の密度を挿します。
しかしマウスでいうdpiは、マウスを1インチ移動させた時にマウスポインタがどれだけ動くかということを示す数字。例えば一般的なマウスのdpiは800。
マウスを1インチ動かすと、画面上ではカーソルは800ドットポインタ移動することになります。少しややこしいですが、つまりミッキーと合わせて考えると、
100ミッキー=1インチ=800dpiということになりますね。
まとめ
今回はマウスの移動距離を示す単位、ミッキーについてまとめました。
活用することは難しい単位ですが、目についた距離を示す数値をミッキーにしてみる計算、地味に頭を使って面白いので試してみてください。
いつか正しくミッキーという単位を使いこなしている方にお話を伺ってみたいですね。
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株式会社Cybaba
便利だけど本当は怖い?モバイルバッテリーの選び方
こんにちは、Cybaba,渋谷パソコン修理工場です。
鍵も財布も持ち歩かないで生活できる時代となりました。高性能のスマートフォンが普及し、それらの機能をスマホに搭載することが可能となったからです。
今後マイナンバーカードとスマホとの提携も予定されているという情報もあり、今後は身分証明書も持ち歩かなくなるかもしれません。
しかし、持ち歩くものは本当に「スマホ一台」で良いのでしょうか。
外出中にバッテリー切れになってしまったら?基本的になす術もありません。
そんなことにならないように持っておくと安心なのがモバイルバッテリーです。
まだ購入したのことの無い方、そして購入経験はあるけれどなんとなくで選んでいる方のために、今後購入の際に知っておくと安心なモバイルバッテリーの種類、そして意外と知らない危険性をご紹介いたします。
モバイルバッテリーの種類
見た目には違いが分かりづらいモバイルバッテリー。価格は数百円から数万円の差がついています。たまたま急に必要になった程度であれば値段で選ぶこともあるでしょう。
しかし長期間使用したいのであれば、そして用途が明確であるのならば、購入前に性能について調べておくのが得策。特に重視したいのが充電方式、充電容量、充電速度です。
・充電方式
充電方式は主に2種類。USBケーブルを経由してパソコンなどから充電するタイプと、ACアダプタ搭載で、直接コンセントに差込むタイプです。
乾電池タイプやソーラーパネルタイプもあり、こちらはアウトドア用や緊急用として便利です。専用ソケットを用意すれば車内での充電も可能です。
・充電容量
モバイルバッテリーを購入する際に特にチェックしたいのが容量。
バッテリーの容量は「mAh(ミリアンペア・アワー)」という単位で表されていて、この値が大きければ大きいほど容量が大きなバッテリーということになります。
なお、容量のうち3割程度は充電以外の部分で消費されます。
最近のスマホの内蔵バッテリーは3,000〜4,000mAhのものを搭載されていることが多いため、最低でもスマホを1回、フル充電するためには6,000mAh程度のものを用意すると良いということになります。
ただし、繰り返し使用することでバッテリーは少しずつ劣化。充電できる容量も減少するため、長期間使用するつもりであれば、容量に余裕があるものを選ぶと良いでしょう。
・充電速度
モバイルバッテリーには「高速充電」を売りにしているものがあります。
急いでいる時にすぐに充電できたら便利ですよね。
ただ、この表記について気を付ける必要があります。「スマホを充電する速度」と「モバイルバッテリーを充電する速度」の二つの意味があり、二つとも高速であるとは限らないからです。
パッケージに記載されている製品仕様欄を確認すると、「入力」「出力」という項目があります。「入力」がモバイルバッテリー、「出力」がスマホを充電する速度です。
充電速度を示す値は「A数」。主流のものは2.0〜2.4Aであるため、それ以上の値のものであれば急速充電と言って良いでしょう。
危険?モバイルバッテリーの取り扱いに注意
どこでも充電ができることが利点であるモバイルバッテリーですが、雨の中や浴室など水に濡れる場所での使用は感電の危険があります。
バッテリーにつながったケーブルの先を幼い子供が口に咥えて感電、という痛ましい事故も実際に起きています。使用しない時はケーブルから外しておきましょう。
衝撃や圧力に弱いため、バッグの底に入れたり、ズボンのポケットに入れるということは控えましょう。また、ヒーターの側や夏場の車内といった、高温となる場所に放置するのも危険です。
これ以外にも製造不良が原因となる場合もあり、使い方に注意するだけではどうにもならないこともあります。発熱や膨張など異常を感じた際に連絡ができるよう、販売元もしくは製造元へ確認しておくと安心です。
気軽に買える・使えるモバイルバッテリーですが、その気軽さとは裏腹に、発火、感電、爆発などの事故件数は年々増加しています。強い危険性があることを念頭に置き、丁寧に取り扱いましょう。
特性を理解して安全・便利に充電
今回はモバイルバッテリーをご紹介しました。
用途に最適な製品を選べばスマートフォンの充電だけでなく、タブレット端末、ゲーム機器の充電も可能です。緊急時用にひとつふたつ持っておくことをおすすめします。
上記で挙げた特性を簡単にまとめると、
・充電方式は使用環境にあわせてお好みのものを
・容量は使用期間と充電するバッテリーを想定して
・急速充電は2.4A以上。入力、出力の表記に注意
ご購入の際はこのことを頭に置いて、選んでみてください。
怖い話もご紹介しましたが、注意して取り扱えば事故は防ぐことができます。
ちなみに、モバイルバッテリーは問題なく使用していてもある程度の熱を発します。触れる程度であれば問題ありませんのでご安心ください。
渋谷で急にモバイルバッテリーが必要になったら
「渋谷パソコン修理工場」では、モバイルバッテリーの貸し出しサービスを行っております。7日間のレンタルで料金は300円。1日借りても7日間借りても300円です。
その日限りの急な充電にも、旅行先へのお供にも、是非ご利用ください。
受付時間は10時〜19時。日曜定休です。
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